LoLについて雑記するblog ~初心者向けから競技シーンまで~

League of Legendsのe-Sportsシーンについてのブログです

WCS2021 Play-inを見ての雑記

WCS2021が遂に開幕しました。

Play-inステージ2日目が終わったので所感を書いていきます。

メタチャンピオン

TOP

イレリア、ジェイスやケネン、カミール辺りが選ばれる形。ナーもチャンプパワーは落ちていないがTireの高いチャンプにカウンターを取られるためあまり良いピックではなさそう。タンクが出る雰囲気はほとんど無し。

11.16以前と異なるのはレネクトンとGPがナーフにより優先度は下がりそうではある。

JG

WCSパッチでバフの入ったキヤナ、タロンらの征服者ゴアドリ運用が目を引く。WCS前からメタだったリーシン、シンジャオ辺りも引き続き起用されている。また、バフの入ったタリヤ、リリア辺りもピックはされている。

11.16時点でピック率トップだったヴィエゴはナーフの影響でドラフトに登場すらしない。ニダリーもレネクトンのナーフの影響かピック率を下げることになりそうだ。

MID

チャンピオン自体はWCS前とそこまで変わらずルブラン、ライズ、TF、ガリオなどサイドレーンに影響を出せるチャンプかアジール、オリアナ、サイラスなどレイトスケールを狙うチャンプがP/Bに出てきている。注目されていたMIDトリンダメアも出てきはしたが使い手を選ぶ印象。

ルブランが抜けて強いためカウンターのリサンドラなども出てくるかもしれない。 イレリアもTOPとのフレックス性能で多くドラフトに登場している。

ADC

ヘラルドを優先するTOPサイドゲームが多いメタのためレーン優位を取れるピックもしくは放置できるADCが選ばれている。

最もTireが高いのはバフが入ったMFでほぼ全ての試合でピックされている。またそれにレーンで対抗できるADCとしてBOT向け調整されたルシアンが各試合でP/Bに登場している。エズリアルもレーンで1人でファームができるため、ピックされている。

11.16時点でpick or banだったジグスはMSの速いMFがメタに上がったからか全く姿を見せていない。そしてヴァルスやアッシュもナーフの影響で姿を消した。アフェリオスも相方のスレッシュのナーフの影響でピック率を下げることになりそうだ。

 

SUP

大会前から注目されていたアムムサポートはほぼBANされていた。使われた試合も少し運用に難が残っていた。しかしチャンピオンパワー自体は間違いなくあるので注目のピックになるだろう。

アムムに続きレオナ、ラカンが多くピックされておりサポートからのエンゲージをメインとした構成を取る事になるだろう。

注目ピックとしてルシアンの相方にエンチャンターをピックすることだ。ナミが最も相性が良いが視界管理の点で運用が難しくルシアンの相方としてどのエンチャンターが選ばれるか注目である。

11.16ではADCにアッシュやヴァルスのようなエンゲージを担えるチャンプを置いていた為ブラウムがディスエンゲージやピール要員として選ばれることが多かったがそれらのナーフにより姿を見せる機会は減るのではないか。

そして常にメタに顔を出していたスレッシュが大幅なナーフを喰らい大会を通してどうなるか気になるところである。

 

チーム総評

GroupAはLNGが圧倒的な強さを見せている。TOPキャリーメタにおいてAleの存在感は圧倒的でメカニクスに長けたLPL内でも注目される若手であることを実感させられた。Tarzanもブランクを全く感じさせることない圧倒的なパフォーマンスを見せられiconも好調を維持しておりPlay-inでは敵無しといった感じか。

HLEは初日のLNG戦こそ落としはしたがPool1地域としての強さを見せている。Chovyは相変わらず強く懸念されていたMorganもWC地域チーム相手にはレーン優位を作り出している。不安な点がADCのDeftが要所で捕まりスローしてしまっていることか。4試合既に消化しておりLNGが負けることは考えにくいため2位抜け確定だろう。

INFは既に3敗してしまっており最後がLNGとの対戦になる為かなり上に行くのは厳しいと思われる。

RedcandisとPeaceはデータを見る限りほぼ拮抗している。しかしGroupBのチームに比べるとどうしても見劣りするため本戦進出は難しいのではないか。

GroupBはC9がNA last hopeであることを証明している。最大の強みでありながら不調を抱えていたBlaber-Perkzのラインが復調している。恐らく1位抜けは確定だろう。

BYGは前評判ほど成績を残せておらず特にTOPとMIDがレーンで優位を作りながらスノーボールしきれていない。ADCのDoggoは本当に上手いため少し勿体無いところがある。

DFMはMSIでの結果から前評判はかなり高かった。C9戦ではB/Pで不利を背負い何も出来ずに負けドラフトに不安を残したが翌日のGS相手には完勝した。TOPのEviが得意とするレネクトンがナーフされナーがメタの関係で出しにくいのが懸念点か。BYGが調子が良くなさそうで贔屓目抜きに本戦出場の本命チームである。

GSは2日目時点で試合を消化しきっておりBYGとDFM戦の結果次第での順位となる。チームとしては調子は悪くなさそうではあるがDFM戦を見る限り本戦進出は厳しいかもしれない。

UoLは全試合をいまのところ落としており最終日のC9戦も厳しいと思われる。昨年までADCを務めていたGadgetの脱退が予想以上に響いているようだ。特殊なプールからドラフトで優位を作るチームだったがそれが出来なくなり正攻法せざるを得なくなり厳しい戦いとなってしまった。