LoLについて雑記するblog ~初心者向けから競技シーンまで~

League of Legendsのe-Sportsシーンについてのブログです

WCS2021グループステージ雑記

こんにちは。DFMがグループに初進出してとても嬉しい反面初日のT1のパフォーマンスの高さに驚かされています。そしてPlay-inともメタが大きく変わっています。それを簡単にまとめます。

メタの概観

TOP-MIDを軸としたヘラルドを早めに抑えるメタが中心なのはPlay-inから変わっていません。しかし、チャンピオンの選択が大きく変わってきています。

TOP

Play-inではイレリア、ジェイス、カミール、ケネンが主にピックされました。しかしグループステージではTOPグレイブスが最も起用率を伸ばしており勝率もかなり高い位置につけています。レンジチャンピオンであるためTOPのファイター相手にレーン有利を取りやすいこと、JGとのFlexピックであること、スケーリングが良いことが起用されている主な理由となっています。現状カウンターピックがジャックスを当てることになっていますがジャックス自体がハイリスクなチャンピオンな為グレイブスの優先度が高くなっています。

それに継いでジェイスやカミール、ケネンといったチャンピオンがPlay-inに引き続きピックされています。

JG

Play-inで見られたリーシン、シンジャオは引き続きTireが高い傾向にあります。MFがADCとして評価が高いためウルト同士のシナジーもしくはMFを敵に取られた場合のカウンターとしてウルトが刺さるJ4もピックを増やしています。ただし勝率は思ったより奮っていない形です。

そしてキヤナ、タロンのようなアサシン系も後述するユーミとの相性の良さからピックされています。

またPlay-inでほぼ見られなかったヴィエゴもキャリー性能の高さなどからピックが増えています。

MID

Play-inから引き続きルブランがPick or Ban筆頭となっています。それに継いでTF、ライズがよく見られます。メタ的にサイドロームやキャッチの強みがあるチャンピオンがピックされています。

レイトゲームの集団戦を見据える構成ではアジール、オリアナがピックされますが序盤が重要なメタであるためピックは伸び悩みそうです。

ADC

Play-inから引き続きMFが最も優先度が高いピックとなっています。また、レーン強者のルシアンとエンチャンターを組み合わせたり、アフェリオスをレイトゲームの保険として取るチームはPlay-inから引き続きです。アフェリオスは紫によって序盤から最低限のユーティリティ性を持っていることも評価の要因です。

レーン強者であるルシアンと抜群に相性のいいナミを組み合わせる形も姿を見せていますがルシアンとナミをセットで取らないと行けないこと、ナミだけを先にとっても構成が難しいことからルシアンは高いBAN率を誇っています。

そしてPlay-inではエズリアルでMF相手にレーンを耐える形が流行っていましたがレーンを潰されてもユーティリティとして活用できるジンが評価を上げてきています。特にWCS前のヴァルス、アッシュらユーティリティ系ADCのナーフが効いていそうです。

ドレイブンはスノーボールした時の強さと先日のバフによりプロドレイバーがいるチームにとってはBAN枠を割かせる要員として大活躍を見せています。

ジグスはほぼピックされていません。

SUP

Play-inから最もメタが変わったのがサポートでしょう。Play-inで罠ピック説が出ていたアムムはほぼ出てこなくなりました。似たような扱いをされるレオナと比較するとやはり体の柔らかさによるリスクが目立つからでしょう。

そしてピック率を大幅に増やしたのがユーミです。ユーミは誰かに貼り付いていないだけでリスクが発生しローム、視界確保が難しく序盤から試合に影響力を出しにくのが弱点です。しかしJGやMIDに高機動アサシンと組み合わせることで序盤から動き回り影響力を出せるようになります。特にタロンとの組み合わせは強力で征服者、ゴアドリンカーによる回復にユーミの回復が組み合わさることで集団戦でのフロント性能を強化しLv6からはユーミのウルトによりCCがないタロンの弱点を補いアサシン性能をあげることが出来ます。

そしてMIDルブランとの相性もよくバックラインにWによるポークを入れる際にダメージを貰ってもHPを回復できるためWによるポーク回数が増えます。ユーミメタに対抗するためにノーチラスのピックが増えていますが明確にカウンターとして呼べるほどの戦績にはなっていません。

Play-inでは運用の難しかったルシアンナミも顔を見せてはいますがナミと合わせやすいルシアン以外のADCがほぼ居ないためルシアンBANされることでピック率はそこまで高いものとはなっていません。

レオナラカンはエンゲージの選択肢として相変わらずのpick率を誇っています。

スレッシュはアフェリオスの相方としてはナーフされてもほぼ確実に選ばれています。

ラウムも飛び込んでくる相手が多い構成相手によくピックされています。

 

 

WCS2021 Play-inを見ての雑記

WCS2021が遂に開幕しました。

Play-inステージ2日目が終わったので所感を書いていきます。

メタチャンピオン

TOP

イレリア、ジェイスやケネン、カミール辺りが選ばれる形。ナーもチャンプパワーは落ちていないがTireの高いチャンプにカウンターを取られるためあまり良いピックではなさそう。タンクが出る雰囲気はほとんど無し。

11.16以前と異なるのはレネクトンとGPがナーフにより優先度は下がりそうではある。

JG

WCSパッチでバフの入ったキヤナ、タロンらの征服者ゴアドリ運用が目を引く。WCS前からメタだったリーシン、シンジャオ辺りも引き続き起用されている。また、バフの入ったタリヤ、リリア辺りもピックはされている。

11.16時点でピック率トップだったヴィエゴはナーフの影響でドラフトに登場すらしない。ニダリーもレネクトンのナーフの影響かピック率を下げることになりそうだ。

MID

チャンピオン自体はWCS前とそこまで変わらずルブラン、ライズ、TF、ガリオなどサイドレーンに影響を出せるチャンプかアジール、オリアナ、サイラスなどレイトスケールを狙うチャンプがP/Bに出てきている。注目されていたMIDトリンダメアも出てきはしたが使い手を選ぶ印象。

ルブランが抜けて強いためカウンターのリサンドラなども出てくるかもしれない。 イレリアもTOPとのフレックス性能で多くドラフトに登場している。

ADC

ヘラルドを優先するTOPサイドゲームが多いメタのためレーン優位を取れるピックもしくは放置できるADCが選ばれている。

最もTireが高いのはバフが入ったMFでほぼ全ての試合でピックされている。またそれにレーンで対抗できるADCとしてBOT向け調整されたルシアンが各試合でP/Bに登場している。エズリアルもレーンで1人でファームができるため、ピックされている。

11.16時点でpick or banだったジグスはMSの速いMFがメタに上がったからか全く姿を見せていない。そしてヴァルスやアッシュもナーフの影響で姿を消した。アフェリオスも相方のスレッシュのナーフの影響でピック率を下げることになりそうだ。

 

SUP

大会前から注目されていたアムムサポートはほぼBANされていた。使われた試合も少し運用に難が残っていた。しかしチャンピオンパワー自体は間違いなくあるので注目のピックになるだろう。

アムムに続きレオナ、ラカンが多くピックされておりサポートからのエンゲージをメインとした構成を取る事になるだろう。

注目ピックとしてルシアンの相方にエンチャンターをピックすることだ。ナミが最も相性が良いが視界管理の点で運用が難しくルシアンの相方としてどのエンチャンターが選ばれるか注目である。

11.16ではADCにアッシュやヴァルスのようなエンゲージを担えるチャンプを置いていた為ブラウムがディスエンゲージやピール要員として選ばれることが多かったがそれらのナーフにより姿を見せる機会は減るのではないか。

そして常にメタに顔を出していたスレッシュが大幅なナーフを喰らい大会を通してどうなるか気になるところである。

 

チーム総評

GroupAはLNGが圧倒的な強さを見せている。TOPキャリーメタにおいてAleの存在感は圧倒的でメカニクスに長けたLPL内でも注目される若手であることを実感させられた。Tarzanもブランクを全く感じさせることない圧倒的なパフォーマンスを見せられiconも好調を維持しておりPlay-inでは敵無しといった感じか。

HLEは初日のLNG戦こそ落としはしたがPool1地域としての強さを見せている。Chovyは相変わらず強く懸念されていたMorganもWC地域チーム相手にはレーン優位を作り出している。不安な点がADCのDeftが要所で捕まりスローしてしまっていることか。4試合既に消化しておりLNGが負けることは考えにくいため2位抜け確定だろう。

INFは既に3敗してしまっており最後がLNGとの対戦になる為かなり上に行くのは厳しいと思われる。

RedcandisとPeaceはデータを見る限りほぼ拮抗している。しかしGroupBのチームに比べるとどうしても見劣りするため本戦進出は難しいのではないか。

GroupBはC9がNA last hopeであることを証明している。最大の強みでありながら不調を抱えていたBlaber-Perkzのラインが復調している。恐らく1位抜けは確定だろう。

BYGは前評判ほど成績を残せておらず特にTOPとMIDがレーンで優位を作りながらスノーボールしきれていない。ADCのDoggoは本当に上手いため少し勿体無いところがある。

DFMはMSIでの結果から前評判はかなり高かった。C9戦ではB/Pで不利を背負い何も出来ずに負けドラフトに不安を残したが翌日のGS相手には完勝した。TOPのEviが得意とするレネクトンがナーフされナーがメタの関係で出しにくいのが懸念点か。BYGが調子が良くなさそうで贔屓目抜きに本戦出場の本命チームである。

GSは2日目時点で試合を消化しきっておりBYGとDFM戦の結果次第での順位となる。チームとしては調子は悪くなさそうではあるがDFM戦を見る限り本戦進出は厳しいかもしれない。

UoLは全試合をいまのところ落としており最終日のC9戦も厳しいと思われる。昨年までADCを務めていたGadgetの脱退が予想以上に響いているようだ。特殊なプールからドラフトで優位を作るチームだったがそれが出来なくなり正攻法せざるを得なくなり厳しい戦いとなってしまった。

 

 

 

WCS2021日本代表チーム Detonation Focus Me 紹介

Detonation Focus Me(DFM)

TOP Evi

JG   Steal

MID Aria 

ADC Yutapon

SUP Gaeng

 

チーム紹介

言わずと知れたLJLの絶対王者Detonation Focus Me。今シーズンはチームの顔であるCerosをサブに回しLJL最強MIDレーナーARIAを補強しました。春シーズン、MSIは外国人枠の関係でsupportにGaengではなくコーチのKazuが入りながらMSIでC9相手に勝利を挙げ、世界王者DK相手にも接戦を演じました。夏季シーズンはJGのStealの日本人枠化に伴いSUPにGaengを配置したLJLDreamチームを完成させます。しかし、シーズン初頭はKazuとGaengの違いにチームとして戸惑うもシーズン終盤にかけてはチームとして完璧な姿を完成させました。また国際戦経験も豊富でLECキャスターVediusを始め、海外にも多くのファンを持つチームです。

 

選手紹介

TOP Evi

日本人最強のTOPでありDFMのみならずLJLの顔である選手。彼のサムズアップカメラパフォーマンスを期待している人も多いですね。WCS2019でSPY戦でのナーでのディスエンゲージや2021MSIでkhanをソロキルするなど国際戦での高いパフォーマンスも持ち味です。アグレッシブなプレイングスタイルですがそれが裏目に出ることもまれにあります…。

今シーズンはナーやレネクトン、セトなどのファイター多くピックしており、得意チャンプも多くメタにいるため活躍が期待できます。

 

JG  Steal

今年で4年目になるDFMの韓国人JG。今までのLJLでの功績が認められ夏シーズンから日本人枠に。

日本語がめちゃくちゃ上手くインタビューなどではAriaやGaengの韓国人組のみならず日本人のEviの発言を翻訳したりすることも…。Eviと特に仲が良くEviくん殴らないでが口癖。

典型的なコンロールJGで視界スコアが飛び抜けて高いDFMのマクロの中心の選手です。ニダリーを使っていた試合ではサポートよりも視界スコアが高い時もあり驚異の数値です。

ニダリー、シンジャオ、リーシンなど得意なチャンプがメタに出て来ておりそれもまた追い風になるでしょう。

 

MID  Aria

2019年にCGAでLJLデビューした韓国人選手。圧倒的なプールの広さとメカニクスの高さでLJL史上最強midレーナーとの呼び声もあります。MSIでは初戦は緊張のせいかソロキルされるもDKのShowmaker、C9のPerkz相手に互角のレーン戦をしたりとその才能を世界に見せつけました。

夏シーズンではルブラン、ライズやイレリアといった高難易度のチャンピオンを使いこなしLJLでは敵無しといった結果です。

MSIで国際戦経験も得ている真のariaのパフォーマンスに期待です。

 

ADC  Yutapon

今年でプロシーン8年目のベテランADC。天才と称されるそのアグレッシブなプレイスタイルは未だに健在です。ここぞと言う場面で前ブリンクを切り大量のダメージとキルを獲得しに行く華のある選手です。特にエズリアルのパフォーマンスは圧倒的で1人で集団戦をひっくり返すことも。

他にもアフェリオスやカイサなども得意で時に変わったビルドを選択するのも彼の天才らしいところです。

LOLだけでなく他のゲームも大変上手くVarolantではレディアント、CSGOではグロエリ、OWではリーダーボードに乗るすごいプレイヤーです。

ちなみにLOLのプロ選手の中で同じチームへの所属年数をカウントするとT1のFakerの次に長い選手です。

 

SUP  Gaeng

夏シーズンにStealの日本人枠化を受けてスタメン復帰した韓国人選手。集団戦におけるエンゲージの精度の高さはピカイチ。DFMの集団戦を支える重要な選手です。日本での経験も長くなり日本語でのコミュニケーションを積極的行っており、試合中はメインコーラーのStealと並んで声を良く出しています。ラカン、レオナ、アリスター使用時のパフォーマンスは素晴らしいものがあります。アリスターでの5人ノックアップはLOL e-Sports公式でも取り上げられました。また、今年の夏のKR鯖ランキングでは50位近くまでくい込んでおりその個人技の高さは世界でもトップクラスです。

コーチのYangさんは実のお兄さんです。

 

チーム総評

夏シーズン初頭こそはkazuからGaengへのロスターチェンジでチームでの判断に戸惑いが残っていたもののシーズン終盤に来るにつれて安定して来ていました。プレイオフで1度RJに負けてしまったものの決勝では完勝を成し遂げました。

Play-inステージでは魔のグループに配属になってしまいましたが是非とも奮闘を期待したいところです。

 

WCS2021 出場チーム紹介 PCS+WC地域編

今回は台湾東南アジア地域のPCSとwild card地域の紹介になります。この辺りは知識が薄いのでご容赦ください。DFMのみ単独記事を書きます。

 

PSG Talon

TOP Hanabi

JG    River

MID  Maple

ADC  Unified

SUP   Kaiwing

PCS地域の覇者です。春夏共に圧倒的な成績を残してのWCS出場となりました。昨年はコロナの検疫などの関係で他チームから選手を借りて出場しました。本戦では完全体PSGとして暴れていました。MSIでもADCのUnifiedが出場出来ずにいました。ついにフルメンバー揃っての出場となります。

TOPのHanabiとMIDのMapleはFlashwolvesに所属していました。JGのRiverはV3e-Sportsに所属していたことのある選手です。V3時代はBabyという名前でした。BOTの2人はHKA時代からコンビを組んでおりLMS地域時代から最強BOTとして知られていました。

Beyond Gaming

TOP Liang PK

JG    Husha

MID  Husky Maoan

ADC Doggo

SUP  Kino

連勝を続けていたPSG Talonに初めて土をつけたチームです。BOTデュオが飛び抜けて強く、特にADCのDoggoはMSIでPSG Talonに助っ人とし参加しその実力を見せました。若い選手中心のチームでアグレッシブなチームですがTOPのサブのPK以外が世界大会経験がないのが不安要素でしょうか。

 

Unicorn of love(UOL)

TOP Boss

JG    AHaHaCiK

MID  Nomanz

ADC  Argonavt

SUP  SaNTaS

ロシア周辺の国で構成されるCIS地域の絶対王者です。MIDのNomanzを中心とした戦術を獲ることが多いチームです。Nomanzはプールの広さ、メカニクス共にWC地域ではトップクラスの実力を誇り昨年のWCSのV3戦ではカサディンを使いアウトプレイを見せました。また、TOP JG MIDの3人はVega時代からDFMとは因縁がある選手です。

チームとしてはADCのGadgetの移籍によりBotレーンは弱体化したようですが夏から起用されている新人のArgonavtのパフォーマンスが良いようでその点は改善されている可能性はあります。ただし奇策を行い勝つことが多かったことからチームとしてのカラーは弱くなっている可能性があります。

 

Galatasaray Esports(GS)

TOP  Crazy

JG     Mojita

MID   Bolulu

ADC   Alive

SUP    Zergsting

トルコのリーグであるTCLのチームです。この地域は伝統的に優れたメカニクスの選手が多くArmut、BrokenBladeなどのようにTier1地域で活躍する選手を多く排出しています。ガラタサライサッカーチームも所有しており長友佑都が所属していたことで耳にしたことある方もいるでしょう。

TOPは元SKTのCrazy、ADCは元DWGのAliveで共にWCチームではトップクラスの実力です。またMIDのBoluluもTCLで最も優れたMIDとして知られており国際戦ではよく名前を見かけます。

 

Infinity Esports(INF)

TOP Buggax

JG    Solidsnake

MID  Cody

ADC  WhiteLotus

SUP  Ackerman

南米地域LLA代表のチームです。MSIでDFMと対戦しているため記憶にある方も多いでしょう。

TOPのBuggaxはIsrus時代にDFM相手に安定したパフォーマンスを見せている選手です。ADCのWhiteLotusの爆発的なキャリー力と若いMIDのCodyを中心に据え周りがそれを支えるようなゲーム展開を好みます。

 

Peace

TOP APii

JG    Babip

MID  Tally

ADC  Violet

SUP   Aladoric

オセアニア地域LCOのチームです。MSIで好成績を残したPGGに勝ったチームなので期待がモテそうです。JGとMiDは昨年Legacy e-Sports

WCSに出場しており国際線経験の方も特に問題はなさそうに感じます。

 

Red candis

TOP GUIGO 

JG    Aegis

MID  Grevthar

ADC  TitaN

SUP  Jojo

ブラジル地域CBLOLの代表チームです。あまりこの地域に詳しくないのですがADC TitaNは以前KaBuM!に所属しておりDFMとの対戦経験があります。かなり積極的な選手でよく前ブリンクをしてADCなのに集団戦最速で死ぬこともしばしばです。SUPのピックを見る限りもほぼ全ての試合でエンゲージサポを使用しておりチームとしてもかなり積極的な姿勢であることが予想出来ます。

 

DFMは別途で解説記事を描きます。

 

 

 

 

 

WCS2021 出場チーム紹介 LCS編

今回は北米リージョンであるLCSのチームの紹介になります。あまり詳しく見ていない為簡略的な記事になります。

 

100Thieves(100T)

TOP Ssumday

JG    Closer

MID  Abbedagge

ADC FBI

SUP  huhi

チーム紹介

e-Sports界切ってのお金持ちチームです。経営陣が優秀なようでSummerシーズンにLECのシャルケからAbbedaggeを引き抜き、コーチとして名将Reaperedを雇用し見事結果を出しました。

MIDのAbbedaggeを起点にゲームを進めていくチームです。Closerとの連携もシーズンが進む事に安定しています。またTOPのベテランSsumdayもリソースを割かなくても一定の働きをしてくれる仕事人です。年齢の若いJG MID ADCをベテランのTOPとSUPが支えるバランスの良いチームです。

 

TeamLiquid(TL)

TOP Alphari

JG    Santorin

MID  Jensen

ADC  Tactical

SUP   CoreJJ

チーム紹介

昨年までTOPを務めたImpactの代わりにLECからAlphari、JGにFlyQuestからSantorinを補強しました。昨年まではTOPからキャリーすることがであまり出来なかったのですがAlphariの加入により可能になり戦術の幅が広がりました。MID ADC SUPは変わらず強力で特に世界大会優勝経験者のSUP CoreJJのプレイングに注目が集まります。

チームとしての不安点はSantorinがシーズン途中に不安障害により一時的に離脱をしたことでパフォーマンスにムラが見られることでしょうか。

 

Cloud9(C9)

TOP Fugde

JG    Blaber

MID  Perkz

ADC Zven

SUP  Vulcan

チーム紹介

MIDにG2からPerkzを連れてきてチームの大幅強化を図りMSIに出場したものの夏はPerkz、BlaberのJG-MIDラインが不安定でした。

TOPのFugdeとbot組は安定しているのでJG-MIDのラインの復調がWCSの鍵を握っているでしょう。

しかしLCSプレイオフ中も調子があがりきらなかった為プレイイン敗退の可能性もありそうです。

WCS2021 出場チーム紹介 LEC編

今回はLECチームの紹介です。

 

MADLIONS

TOP Armut

JG    Eyloya

MID Humanoid

ADC  Carrzy

SUP  kaiser

スペインのチームです。昨年のWCSではTier1リージョン初のplay-in敗退をしてしまったこのチーム。今年は昨年のリベンジで1位でLEC通過を果たしました。

選手紹介

TOPのArmutは昨年のWCSにSUPというトルコチームで出場していて今年からMADに移籍してきました。ナーやジェイスのようなチャンピオンを好んで使います。また、ウーコンはメタに関係なく出せる得意チャンピオンで今年はシーズン終盤まで負けがない状態でした。

JGのEyloyaは若いスペイン人選手です。読み方はアイオーヤです。LECキャスターがそう読んでいたので。コントロール系のJGを得意としていて序盤のマクロコントロールがうまく、育てたいレーンを順調に育てるイメージです。

MIDのHumanoidはDFMが対戦し勝利を収めたSplyceに所属していた選手です。チャンピオンプールの広さとハンドスキルに優れた選手でルブランの扱いは世界トップクラスです。たまにリスペクトの足りない動きでスローの原因になることもありますが今年はそんなことも無く世界でも五指に入るmidレーナーでは無いでしょうか。

ADCのCarrzyは昨年もMADに所属していた選手です。まだ19歳の若さながら競技シーンプレイヤーとしての経歴は5年近くあり、14歳の時にはEUW鯖チャレンジャーに到達しています。サポートのKaiserとも2年目になりLEC最強botとも名高いです。

SUPのKaiserも昨年からMADにいる選手です。Carrzyと2年目になり名実ともにLEC最強botとなりました。レオナやラカン、ノーチラスを得意としレーン段階から積極的に仕掛けていくプレイングが持ち味の選手です。

結果予想

LECチームでは最も完成度が高く、どのレーンからでもキャリーができることから今のメタにもピッタリと言った感じです。優勝までは行かずともいい所は狙えると思います。

 

FNATIC(FNC)

TOP Adam

JG    Bwipo

MID  Nisqy

ADC  Upset

SUP  Hylissang

LoLのみならず数々のeスポーツタイトルで結果を残す超名門チーム。ライバルチームG2にRekklesを引き抜かれるも見事勝利しました。チーム事情によりTOPからJGにスワップしたBwipoもJGとして上手くハマっています。

選手紹介

TOPのAdamは夏シーズンから初めてLECに出場した若手ながら充分な戦績を残しています。TOPオラフやダリウスのようなポケットピックも持っており未来有望な選手です。プレイスタイルは超アグレッシブでファイターを得意としています。また数年前のFNCのYouTube企画に出演しており数年越しにチームに加入することになりました。

JGのBwipoは春シーズンまでTOPを勤めていた選手です。彼と言えばカメラに抜かれる表情の豊かさでしょうか。ニコニコでプレイする姿は癒されます。TOP時代はGPを得意としておりJG転向してからもヴィエゴで1番上手くTOPチャンピオンを動かせるとインタービューで言っていました。チームの顔であり核となる選手の1人です。

MIDのNisqyは昨年までLCSのチームのC9に所属していました。NAから戻ってくる選手はパフォーマンスが不安視される傾向がありましたが杞憂に終わりました。ただしキャリーすると言うよりはチームのバランサー的な役割をする選手なのでメカニクスが優れている対面の時はどうしても不利を背負いがちです。ベイガーをポケットピックとして出すことがあります。

ADCのUpsetはいくつものチームを渡り歩いてきた選手です。選手としては申し分の無い実力の持ち主ですが如何せんチームに恵まれませんでした。Rekklesという大物選手の後継としてしっかりとパフォーマンスを発揮していました。エズリアルを特に得意としています。

SUPのHylissangはこのチームで最も重要な選手です。彼の調子がいい時はHylisickと呼ばれ不調な時はHylishitと呼ばれるミームがあるほど調子にムラがある選手です。好調な時のエンゲージ判断などは世界でもトップクラスです。しかし不調な時は1人で突っ込み死ぬ事も多くどちらにしろ彼がFNCのゲームを作り上げます。Hylisickのラカンのエンゲージは美しさすら感じます。また、彼のポケットピックであるパイクはバフの影響などでWCSで見られるかもしれません。スプリットプッシュするサポパイクを期待しましょう。

結果予想

全体的にムラが大きい選手が多くハマればとてつもない強さを発揮します。しかし下ブレした時がなかなかに酷いので特に複数試合を行うWCSではどうなる事やら予想不可能です…。

 

Rogue

TOP Odoamne

JG    inspired

MID  Larssen

ADC  Hans sama

SUP   Trymbi

昨年に続き2年連続出場のチームです。TOPにベテランのOdoamneを置きSUPに下部リーグから新人選手を起用しました。チームとしての完成度は高いのに何故か勝ちきれないことのあるチームです。

選手紹介

TOPのOdoamneはかなりのベテラン選手です。この何年かはサッカーで有名なシャルケに所属していました。長年プロとしてやっているだけありプールは広いです。しかし若手選手と比べるとどうしてもパフォーマンスに不安が残るところはあります。

JGのinspiredは昨年から安定して結果を残し続けるJGです。キャリー系のJGを好んで使います。チャンピオンプールも広く、MIDのLarssenとのコンビはLEC屈指の強さを誇ります。

MIDのLarssenはLECで最強のMIDレーナーでしょう。幅広いチャンピオンプールとそのメカニクスでレーン主導権を得てJGのinspiredと共に動くことが多い選手です。またキャリー力も抜群でアジールやオリアナなどのミッドゲーム以降に強いメイジも上手く使います。

ADCのHanssamaはベテランのADCです。長くmisfitに所属していましたが去年からRogueに移籍しました。カリスタやドレイブンなどのレーンから強気に行くチャンピオンが得意な選手です。また配信でお絵描きをすることで有名でめちゃくちゃ絵が上手いです。

SUPのTrymbiは今年からLECに来たルーキーです。レルやラカン、ノーチラスなどの仕掛けるタイプのチャンピオンを得意としています。hanssamaとも組んでからそこまで期間は経っていないものの素晴らしいコンビネーションを見せています。

結果予想

FNCとは対極的に安定したタイプの選手が多いためそこそこの順位は狙えると思っていました…。しかし先日の抽選でG2のJankosがFPXとDKと同じAGROUPに引き当ててしまいました…どこまでもG2に苦しめられるRogue…。

 

 

WCS2021 チーム紹介 LPL編

今回は優勝候補リージョンLPLの紹介記事です。LPLはチームが多く全選手を追えていないのでチームごとの注目選手などを紹介する形にしていこうと思います。

 

EDwardGaming

TOP Flandre

JG    jiejie

MID  Scout

ADC  Viper

SUP  Meiko

LPLに2014年から参入している古豪。以前のWCS2017でplay-inでDFM相手に圧勝したことで覚えている方もいるのでは。

選手紹介

全員が注目選手です。TOPのFlandreはLNGで長くスタメンだったベテランでナーやジェイスなどの今大会でもメタに来そうなチャンプを得意としています。プレイスタイルはLPLならではの筋肉ムキムキTOPレーナーです。

EDGのJGと言えばclearlove7でしたがここ数年Jiejieがスタメンを張っています。Clearloveから学んだJGとしての技術は超一流です。

MIDのScoutはBAN枠が足りないと言われるほど広いチャンピオンプールを持ちレーン戦から積極的に仕掛けるLPLスタイルの中で長く一線で戦っているベテラン。特にメイジチャンピオンは世界でもトップクラスにうまいです。

ADCのViperは元GriffinのADCです。昨年はHLEに所属するもチームが弱すぎて本当に可哀想でした…。筋力自慢のLPLADCの中でもとにかくうまいADCです。プレイオフ決勝のFPX戦でのアフェリオスでのアウトプレイを見ればわかると思います。

SUPのMeikoはこれまたベテランSUP。iBoyと組んでいた頃から世界でも有数のbotコンビと言われていました。アリスター、レオナやラカンで完璧なエンゲージする所を何度も見ています。その精度は世界屈指でしょう。特にアリスターは抜きん出て上手いと思います。

結果予想

優勝候補にあげても良いと思います。世界大会経験豊富なベテランが多く大舞台でもパフォーマンスを発揮してくれそうです。

 

FunPlusPhoeniX(FPX)

TOP Nuguri

JG    Tian

MID  Doinb

ADC  LWX

SUP  Crisp

2019WCS王者の中国チームです。優勝当時とTOP以外は変わっておらず昨年王者のNuguriをDWGから連れてきたことで隙の無いチームとなりました。チームの核であるDoinbを起点としたマクロプレイは必見です。

選手紹介

これまた全員スター選手です。TOPのNuguriは昨年王者DWGのTOPでした。デビュー年からレーンが鬼のように強かったのですが積極的に行きすぎてファーストブラッドを相手にお通しする悪癖がありました。しかし昨年はそれもなくなり名実ともに世界最強TOPレーナーになりました。チャンピオンプールがとても広く特に昨年の優勝は彼のケネンでのプレイで掴み取った様なところもあります。ケネンは昨年以上によく見るピックなので楽しみです。

JGのTianは2019の優勝メンバーなのですが精神的な問題で今年はロスターを外れていました。しかし代わりのJGのBOが八百長問題で出場停止になり仕方なく出場。最初は不安の残るパフォーマンスでしたが盟友Doinbの支えなどもあり全盛期を彷彿とさせるほどにパフォーマンスが戻ってきました。リーシンとキヤナを大変得意としておりキヤナがWCSパッチでジャングル向けの調整をされていた事からも彼の得意なメタと言えるかもしれません。

MIDのDoinbはダークテクノロジーと呼ばれる独特なチャンピオンプールとミクロレベルの高さ、キャプテンシーなどを持ち合わせたMIDレーナーです。彼は自分がキャリーするようなプレイもサイドレーンへのプレッシャーによるマクロゲームも高水準で行えるスーパープレイヤーです。特にクレッドやガリオ、TFの様なサイドゲームを得意とするチャンピオンが本当に上手くFPXは彼を中心にゲームを回します。また、奥さんがめちゃくちゃ美人です。しかも愛妻家でFPX優勝時にマルファイトをスキンに選んだ理由が奥さんが最も好きなチャンピオンだからとの事です。勝利時には椅子から立ち上がり感情を爆発させたりすることもあります。私が今大会で一番好きな選手です。

ADCのLWXはとてもアグレッシブなのに死なないADCです。2019年の決勝ではBO3でまさかのノーデッドで優勝を決定しました。カイサやトリスのような派手なプレイが出来るチャンプを持たせた時のパフォーマンスはとても高いものがあります。純ADCのようなタイプの選手ながらジグスのようなメイジチャンプも今年は見せていたためプールの広さも強みでしょう。

SUPのCrispはフックチャンピオンがたいへん上手い選手です。特にスレッシュを渡した際のパフォーマンスはえげつない物があります。LWXがあれだけアグレッシブに行っても死なないのはこの選手のスキルもあってのことでしょう。

結果予想

優勝候補です。全ての選手がWCS優勝経験を持っておりメタにも彼らの得意ピックが良く出てくるため優勝も有り得るでしょう。唯一不安視されるのがJGのTianのメンタル面でしょうか。今年は泣きながらインタビューを受けるようなことも見受けられたのでTianのメンタルの安定が王座奪還に繋がるでしょう。

 

Royal Never Give up(RNG)

TOP Xiaohu

JG    Wei

MID  Cryin

ADC  GALA

SUP   Ming

これまたLPLの古豪でMSI2021優勝のチームです。怪我で引退したもののレジェンドADCのUziが所属していたことで有名なチームです。

選手紹介

TOPのXiaohuは昨年まではMIDレーナーを務めていました。長年このチームはTOPにいい選手を置けずに苦しんでおりそこでMIDにいたベテランのXiaohuをコンバートした所上手くチームにフィットした形です。元MIDレーナーという事もあり扱いの難しいTOPルシアンなども難なく使用しています。また、TOPでしか使われないナーなどのチャンピオンも上手く、チームを支えるベテランとして素晴らしい働きをしています。

JGのweiはコントロール系のJGで派手なプレイは少ないもののマップ全体を掌握したような動きを取ります。また、JGクリープをキャリーに渡しキャリーのファームを加速させると共に与えられた役割はこなすような選手です。また決定的な場面でのバロンスティールが上手いイメージがありますね。

MIDのcryinはコントロール系のメイジが得意な選手です。オリアナやTFなどを得意としています。特筆することは無いものの試合を通してレーン安定しているイメージがあります。夏シーズンは得意のmidメイジのナーフなどもあり若干逆風の吹くシーズンでした。

ADCのGALAはUziを彷彿とさせる若き天才ADCです。レーン戦、集団戦問わず完璧なポジショニングでダメージを出し続けます。MSIでのハードキャリーは本当に見ていて声が出るものでした。しかしメタが彼のようなハードキャリーADCには逆風となっており、ユーティリティが求められるADCが流行りなのが残念なところです。

SUPのMingは長きに渡ってUziを支えていた名サポートです。ここぞと言う時のスキル精度やマクロの判断は何度もチームを救っています。今年のworldsもADC放置メタになりそうな予感もするためサポのマクロ力が試されそうです。

結果予想

メタがMSIの時とは違いチームカラーと逆行しているため厳しい戦いになることが予想されます。

 

LNG e-Sports

TOP Ale

JG    Tarzan

MID  icon

ADC  Light

SUP   Iwandy

まさかのLPL下剋上でWCS出場を決めました。若手を中心としたまだまだ伸びしろのあるいま最も勢いのあるチームです。LPLは上位チームをたまに追っていただけなのでこのチームあまり詳しくないのでSNSなどの情報メインになります…。

 

選手紹介

TOPのAleは若手のTOPレーナーでこのチームでも注目されている存在のようです。リスクを恐れない積極的なプレイが持ち味のようです。

JGのTarzanは皆さんご存知、元GriffinのJGです。Griffinを抜けてからはLOLが最も上手い無職でしたが今年はLPLに行くことになりました。プロが口を揃えて言う世界一のJGです。どこが凄いとかではなくとにかく上手いです。プールも広く心配されていた試合勘も失っておらずLNG快進撃の中心となった選手です。

MIDのiconは元OMGのベテランmidレーナーです。チャンピオンプールも広くキャリー系からユーティリティ系まで広くこなす選手のようです。

ADCのlightは若手ADCで筋力自慢のLPLのADC相手でも上手くやっている未来のある選手のようです。stats見る限りアフェリオスが得意そうです

SUPのIwandyも若いSUPです。lightとのデュオで去年からの成長も見られるようでスレッシュが得意そうです。

結果予想

勢いがあるチームで、LPLチームのためplay-inは突破可能だと思います。本戦に進んでからも勢いを保てればいい所まで行けるのではないでしょうか。

 

LPLはそこまで見ていないので雑になってしまい申し訳ありません。WCS観戦の参考にして頂ければと思います。