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WCS2021 チーム紹介 LCK編

各チーム毎に記事を書こうと思ったのですがどうしてもリージョン毎に知識の差などが出てしまうことや記事数が恐ろしい事になるためリージョン毎にまとめることにしました。前回のDKに続き今回はLCKチームについてまとめていきます。

LCK 2位通過チーム

Gen.G

TOP Rascal

JG    Clid

MID  BDD

ADC  Ruler

SUP  Life

昨年のWCSでは8位、LCK夏では2位のGen.Gです。レーン強い選手が揃っているため、その勝ちをどう集団戦に活かせるかが重要になってきそうです。

選手紹介

TOPのRascalはレネクトンやカミールなどのファイター系を得意としておりメタにも上手く合っている印象を受けます。彼がレーンを勝ちそれを集団戦に波及させることが出来るかが重要になってきそうです。

JGのClidは元SKTで序盤から積極的に動くチャンプ(リーシンやボリベアなど)を好んで使用しています。またWCSパッチでは彼の得意ピックJ4も強化された状態なので見ることが出来るのではないでしょうか。

MIDのBDDはメイジチャンプに長けた選手です。特にアジールに関しては世界一とまで言われています。しかしアジール以外のチャンプを使った際の調子にムラがあることが多くアジールをターゲットBANされた際のパフォーマンスが気になります。

ADCのRulerはSSG時代にWCS優勝経験のある選手です。エズリアルが非常に得意な選手で恐らくWCSでもメタADCの一角となることからパフォーマンスは期待できそうです。またチャンピオンプールも広いためB/P時点で優利を築けるでしょう。彼のサインはとてもイカしているので是非WCS期間中に再販されるSSG ザヤのスキンは買って頂きたいです。

SUPのlifeはGen.GがLoLに参入した2018年からRulerとBotDuoを組んでいます。私個人の印象ではブラウムラカンに長けている選手というイメージがあります。

Gen.Gの予想

レーンの優位をしっかりと還元しキャリーがダメージを出すお手本のようなゲーム運びをするチームです。なので不調でもそれなりの順位は見込めると思います。しかし選手の筋力的にLPLチームなど相手には少し遅れを取るような気もします。

 

LCK3位チーム

T1

TOP canna

JG    Oner/Cuzz

MID  Faker

ADC  Teddy/Gumayusi

SUP   Keria

ついにWCSにFakerパイセンが帰ってきます。10人ロスターなどでゴタゴタしていたT1ですが何とか調子を取り戻しWCSに出場が決まりました。

選手紹介

TOPのcannaはシーズン中調子を崩したものの終盤は復帰しパフォーマンスを上げていました。ジェイス、レネクトン、ケネンなどを得意としており敵チームにTOPをマークされ潰されても集団戦ではパフォーマンスを発揮する優れた選手です。

JGは春シーズンまではCuzzが主に起用されていましたが夏シーズン以降はガンクメタが来ているためアグレッシブな動きが得意な新人のOnerがメインで起用されていました。プレイオフでも引き続き序盤からJGが積極的に動かすメタだった為WCSでもOnerの起用が濃厚かと思われます。

MIDは言わずと知れたレジェンドFaker。3度のWCS制覇に数々の伝説的なプレイを残しており生ける伝説となっています。とはいえ年齢的にミクロ面が多少厳しくなっているのも事実。昨年からT1は10人ロスターを組んでおりその中で控えのcloserが代わりに出場しました。コールやマクロの部分でかなりお粗末な部分が出てしまい結局Fakerをmidに据えるのが1番安定するという結果。しかし、衰えていると言われてもプレイオフでのアジールのシュリーマシャッフルはさすがの一言でしたしまだまだ現役トップの姿を見せてくれることでしょう。

ADCは若き天才Gumayusiと歩くネクサスTeddyの2人体制です。この2人どちらも他チームならスタメンを余裕で奪える実力者です。そのため敵チームの特色に合わせての起用が考えられるでしょう。Gumayusiはレーン段階から積極的に行くアグレッシブなADCです。反対にTeddyはパワースパイクまで耐えそこからイッキにダメージを出すタイプのADCです。特にエズリアルは非常に得意としており1人で集団戦をひっくり返しキャリーするような事も。

そのためBOTのレーン戦が強い相手にはGumayusi、そこまでアグレッシブに来ない相手にはTeddyの起用といった形になりそうです。

SUPのKeriaは昨年までDRXに所属していた若きNo1KRSUPです。昨年まで所属していたEffortは基本うまいのに大ポカする悪癖があり信用があまりされていない選手でした。その穴を埋めるようにLCKで1番上手いと言われているKeriaを補強。試合終盤の安定感が増しました。また、レオナやスレッシュ、ノーチラスのようなスキル精度の高さが求められるチャンプを得意としておりそのエンゲージの正確性は世界でも屈指のものでしょう。

T1の予想

予想しづらいチームです。ロスターがガラッと変わるためプレイスタイルが大きく変わり上手く適応出来れば強いと思われます。またFakerの大舞台慣れによるバフや逆に新人選手が多いことによるデバフの可能性もあります。ですがトーナメントを勝ち上がるのは厳しいと思われます。

 

LCK4位チーム

HLE

TOP Morgan

JG    Willer

MID  Chovy

ADC  Deft

SUP  Vsta

 

春絶好調が嘘のように夏シーズンで大コケしたチームです。しかしMIDのChovyは化け物なのでぜひ注目を。

選手紹介

TOPのMorganは夏シーズンはレネクトンを使った時しかレーンで優位を築けていません。そのため穴としてシーズンでも終始狙われていました。プレイオフでは完全に捨てレーンにされていて正直可哀想でした。レネクトン、カミールがWCSパッチでナーフされること等からも彼には逆風が吹いていると言えます。

JGのWillerは新人選手です。そのためミクロ技術は高いのですがどうしても経験値がたりずマクロ面でシーズン中も厳しい思いをしていました。HLEはJG3人が全員出場しているのでWCSでは経験豊富なほか2人が出る可能性も有り得ます。

MIDのChovyはCSを取るのが上手い選手です。どれぐらい凄いのか。どのチャンピオンを使ってもcs10/mぐらいは取ります。彼だけはレーンにミニオンを輸入しているだとか多く湧いているだとかそんな説が流れるレベルです。冗談はさておきその緻密なウェーブコントロールやダメージ計算、ミクロの高さでレーン弱いチャンピオンを使ってもってもレーンに勝ったりしてしまいます。間違いなく世界最高のmidレーナーの1人です。

ADCのDeftは世界で1番LoLが上手いアルパカです。ベテラン選手でありながらも未だにバリバリです。彼が所属したチームは全てWCSに出場出来ているようでWCS出場引受人と言った所でしょうか。シーズン序盤は謎のキャッチをされ負ける原因になることもありましたがプレイオフではかなりのパフォーマンスの高さを見せつけました。腰に爆弾を抱えているのでそれ次第といった感じでしょうか。

SupのVstaはエンゲージ系のチャンピオンを得意としています。レオナやラカンのパフォーマンスが良かったイメージですね。

HLEの予想

Play-inからの参戦となりますが本戦出場候補の一角となるでしょう。正直Chovyのパフォーマンス次第なので確証はありませんが…。

 

今回はLCKチームの紹介をしました。

次回はLPLかLECチームの紹介をしようと思います。

WCS2021 出場チーム紹介 DWGKIA

初回となる今回はWCS2020優勝 MSI2021準優勝のLCKチームのDWG KIAを紹介していきます。

TOP Khan

JG    Canyon

Mid  Showmaker

ADC Ghost

SUP Beryl

SubJG Malrang

Stuff kk0ma PoohManDu Ares Daeny

 

昨年の世界王者DWGがスポンサーに韓国の大手自動車メーカー起亜自動車を付け名前を変更したのがDWG KIA 通称DKです。

ロスターは昨年優勝の立役者のTOPレーナーNuguriがLPLチームのFPXに移籍し、逆にFPXに所属していた韓国人ベテランTOPレーナーKhanをTOPに据える形となりました。そしてコーチ陣もSKT等での指揮経験のある名将kk0maやPoohManDuを補強することで磐石の体制で2連覇を狙い済ましました。

 

2021シーズン振り返り

春シーズン前のKeSPA Cupでチームとしての完成度の高さを示し春シーズンを16-2で通過しMSI出場権をかけたプレイオフでも1ラウンドも落とさず突破しました。MSI2021では日程的なキツさもあり2位に終わります。

夏シーズンも余裕の1位抜けを確信するファンが多い中でADCのGhostの不調によりweek2とweek3のみサブJGのMalrangを起用しCanyonがmid、ShowmakerがADCに配置換えとなりました。結局LCK夏はNS RedForce Gen.G.の3チームが12-6で並ぶもののラウンド取得率などにより王者となりました。WCS出場を決めるプレイオフに置いても尻上がりに調子を上げて行きプレイオフ絶好調のT1相手になかなかに挑戦的な構成をしたりし3-1でWCSでのLCK第1シードを決めました。

 

チームの特徴

どの選手も世界トップクラスの実力を持ちどのレーンからでもキャリーすることが出来るオールスターチーム。各選手のゲームへの理解度が高く他のチームであれば仕掛けない場面で勝ち目を見出し仕掛けて早めに試合を畳むこともあれば試合時間を引き伸ばしてパワースパイクまで耐え相手の細かなミスを咎めるような勝ち方も出来る大変器用なチームです。数少ない弱点はADCのGhost選手が筋力でキャリーするタイプではなくLPLなどのADCの筋力が高いチーム相手にはBotから崩される可能性があるということでしょうか。

選手紹介

TOP Khan

SKTやFPXなど一流チームを渡り歩いているベテランTOPレーナー。FPX時代は戦績が振るわずDKに来る際にはパフォーマンスが不安視されていたものの昨年までが嘘のような戦績を残しています。KZ、SKT時代はジェイスやGP、カミールなどのキャリーチャンプを好んで使用しているイメージがありますがタンクも使いこなしており春シーズンではサイオンのRの運転が世界でいちばん上手いと称されるレベルでした。もちろんキャリーチャンプも相変わらず高レベルで使用できプールの広さも彼の強みのひとつでしょう。

 

JG Canyon

WCS2020MVPの世界一のJG。彼の凄さは高レベルでガンクとファームを両立するルート取りとそのミクロにあるでしょう。ファームJGにおいては最大限に効率化したルート取りを行いガンクJGにおいてもファームロスが無いように動きます。当たり前のように思えますがプロの中でもそれが抜きん出てうまいのがこの選手です。

またチーム状況により数試合midとしても出場しましたがアカリやライズのようなジャングルであまり見ないようなチャンプもそれなりに使いこなしていたり、MSIのDFM戦でのアーゴットのRにモルガナのEを合わせるなどのミクロも持ち合わせた選手です。

彼のグレイブス、リーシンとニダリーの動画は美しいレベルですので是非見ていただきたいです。

 

mid Showmaker

世界一のmidレーナー。夏シーズン初頭のチームが不調の時期でも孤軍奮闘していました。全てのチャンピオンを使用してKRソロQ1位になる実力の通りプロシーンでもそのミクロ力、プールの広さをいかんとなく発揮しています。LCKデビュー当時はオフライン大会で緊張し実力を発揮しきれないこともしばしばでしたが今ではそんな過去を感じさせないパフォーマンスの高さです。

 

ADC Ghost

ユーティリティに優れるベテランADC。LCKデビューは2017年だがチームは常に下位争い。2020年に穴であったADCを埋める形でDWGへと加入すると頭角を現しWCS優勝の立役者の1人となりました。アッシュ、ヴァルス、セナ、ジンのようなユーティリティ系を得意としておりチームと上手くマッチした選手だと思います。また2020年はADCお留守番メタと言われるTOPやmidからゲームを作る形が主流だった為お金を集めなくても仕事が出来るチャンプが得意なこの選手が特に光ったメタでした。

 

SUP BeryL

ソシャゲをプレイするためにLoLで賞金を稼ぐsupport。2020年のADCお留守番メタの中心にいたパンテオンサポートをいち早く見つけた人です。また、断食セナの相方にハイマーディンガーを選んだりとかなり変わったプールを持つサポートです。もちろんメタチャンプもハイレベルでこなします。特にレル、レオナ、アリスターなどの仕掛けるチャンプを得意としています。

この選手を語る上で欠かせないのがソシャゲです。彼の2020WCS優勝スキンのレオナはプリコネの彼の嫁であり推しキャラであるサレンをモチーフにデザインされており、WCS優勝決定後は約70万を原神突っ込んだようです。

 

WCS順位予想

レイオフのパフォーマンスを見る限り優勝候補の一角でしょう。MSIでは惜しくも優勝を逃しましたが2連覇は充分に狙える存在と言えます。

 

初めてこのような記事を書いた為誤字や気になる点があればコメントなどを頂けると有難いです。